「ザイオンス効果(単純接触効果)」とは?〜マーケティングで「購入・ファン化・リピート」を促進するための法則〜

LINNER開発部です!

今回は「ザイオンス効果(単純接触効果)」について解説します。

・ザイオンス効果が何なのか知りたい

・マーケティングへの活用事例を知りたい

・お客様に喜んでいただきながら利益を最大化したい

という場合は、ぜひ参考にしてみてください!

今回の記事を読むことで、以下の結果を得ることが出来ます。

・ザイオンス効果の基本と実践方法が分かる

・お客様との深い関係性を構築するヒントを得られる

・購入やリピートに繋がる可能性を高められる

それでは、実際に解説していきます!

「ザイオンス効果」とは?

ザイオンス効果は単純接触効果と呼ばれ、
Wikipediaでは以下のように説明されています。

単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった[1]。

ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる[2]。

Wikipedia

一言で言えば、
ヒトは接触回数が多いモノに対して
高い評価や好感度を抱きやすくなる法則のことです。

ザイオンス効果は、
社会心理学者ロバート・ザイアンス(ザイオンス)氏が、
ある大学で実験を行い、1968年に論文で発表した現象です。

実験の内容は以下のようなものです。

被験者である大学生には「視覚による記憶実験」と伝え、
大学の卒業アルバムの中から抜き取った12人の写真
2秒感覚ランダム1回、2回、5回、10回、25回と異なる回数で見せました。

 

最後に好感度を聞くと、25回見せた写真の人が最も好感を持たれたといいます。

 

「見た回数が多い=好感度が高い」という効果が確認されたのです。

他にも、サブリミナル(無意識の知覚)による実験も行われ、

 

まず、知覚できないくらい

短い時間(1ミリ秒)で5回

ランダムな八角形を見せます。

 

その後、先に見せた八角形

他の八角形を同時に提示して、

 

「どちらがさっきの八角形か」と質問すると

正解率の向上は見られなかったのに対して、

 

「どちらの図形のほうが好きか」を質問すると、

最初に瞬間的に見せた八角形

「好きだ」と答えた人が多くなりました。

このように人は、対象が人間である場合である場合はもちろん、
ただの図形ですら、見た回数が多かっただけで好感を抱いたのです。

ザイオンス効果の活用例

それでは次に、実際の活用例を見てみましょう。

メルマガ/LINEマーケティング

メルマガやLINEで、新着情報やお得情報
フォローアップのメッセージなどを定期的に送ることで、

習慣的にメッセージを読んでいただけたり、
商品の購入やリピートに繋がる可能性が高くなります。

返報性の原理(何かを貰ったらお返ししたくなる原理)の観点から、

お客様に本当に喜んでいただける内容
プレゼント(クーポン等)を発信するように意識することで、

結果的にお客様にファンになっていただき、
商品購入やリピート率の最大化を図ることが出来ます。

人は自分のメリットにならないモノは
すぐに登録解除やブロックをするものです。

ザイオンスの法則という”テクニック”を使うだけではなく、
「商品や発信内容を磨く」という土台があってはじめて
テクニックが効果を発揮してきますので、その点はご注意下さい。

「返報性の原理」については、
いずれ解説しますので楽しみにしていて下さい、

リマーケティング広告/リターゲティング広告

リマケ広告/リタゲ広告とも呼ばれ、
ユーザが一度閲覧したコンテンツに応じて、
別サイトや媒体で広告を表示する「追従型広告」を指します。

例えば、

・賃貸サイトで物件を調べた

→ 他のサイトで賃貸の広告が出て来る

 

・中古車サイトで車を調べた

→ 他のサイトで車の広告が出て来る

 

・ECサイトで洋服を調べた

→ 他のサイトで洋服の広告が出て来る

これらがリタゲ/リマケ広告になります。

ちなみに、

・リターゲティング=Yahoo!広告

・リマーゲティング=Google広告

で、呼び方が変わるだけで仕組みは同じです。

CM

CMでもザイオンス効果は使われており、
何度もCMで聞いたイメージソングを覚えてしまい、
ふとしたきっかけでそのお店に立ち寄ることを決めたり、

短期間のうちに何度も同じCMを見ることで、
親しみを持たれやすくなり、ブランドイメージ向上
商品の購買に繋がりやすくなったりします。

YouTube広告

こちらもCMと同じで、
何度もYouTubeで広告を見ているうちに、

最初は興味がなかったゲームや商品でも、
いつの間にか気になってゲームをインストールしたり、
商品を購入してしまう人も多いです。

その他

他にも細かいものとして、

– iPhone

複数の友だちが持っていて、毎日使っているところを見ているうちに自分も購入した。

 

– 小売店

いつも店頭に「注目商品」として置かれていた商品が気になって購入した。

 

– 選挙

とにかく候補者の名前を連呼していて、名前を覚えてしまった。

 

– 人間関係

毎日会っている駅員や店員に好意を抱くようになった。

などもザイオンス効果によるものです。

ザイオンス効果の注意点

この話を聞いて「ある勘違い」をされる方が
意外と多いため先に触れておきたいのですが、

その勘違いとは、

「苦手・嫌いなモノ」でも
触れる機会が増えたら好きになる可能性が上がる

というモノです。

一つ注意点として、
「元々嫌いなもの」には
ザイオンスの法則は適用されません。

例えば、ゴキブリが嫌いな人が、
毎日ゴキブリを見たとしても好きにはならず、
余計に嫌いになる可能性が高いですよね?

つまり言い換えるなら、

対象が「極端に嫌いなものではない」場合、
接触回数が多かった方が高感度や親しみを
抱かれやすいと言えるでしょう。

以下、ザイオンスの法則の
その他の注意点を簡単にまとめてみます。

第一印象で嫌いになられたらアウト

先ほどの事例でも挙げましたが
一度マイナスになった高感度は、
プラスに切り替えることは非常に難しいです。

ですので、接触回数を増やすことを意識する前に、
第一印象を良くすることを意識しましょう。

ザイオンス効果の最大値は10回まで

ザイオンス効果では、
人の好感度が上がりやすくなるのは
10回目までの接触と言われたりします。

だからといって、

「早く10回接触しよう!」と考えたり、
「10回目以降は意味がないからやめよう」と
考えたりするべきではありませんが、

相手の反応を確認しながら、最適な頻度で、
最適な回数の接触を意識するようにしましょう。

短時間の接触に留めること

ザイオンス効果で大事なのは
相手が飽きるほど長く接触しないことです。

CMが1時間もあったら、
逆に見たくなくなりますよね?

1日に1時間連続で見るより、
10秒でも1ヶ月見続けたほうが
確実に高感度は高くなります。

こちらも適度な時間、
適度な頻度を意識しましょう。

まとめ

「ザイオンス効果」について、
ご理解いただけたでしょうか?

近年、ザイオンス効果を
効率的に取り入れるためには、
SNSの活用が重要です。

中でも顧客により深く寄り添い
クーポンなどの配信も可能な「LINE」
ザイオンス効果の観点からもおすすめです。

弊社の開発したLINNERでは、
ザイオンス効果を最大化しながら、

カスタマーサクセスを実現するための
機能が多彩に盛り込まれています。

ぜひ、2週間無料で試してみて下さいね。

LINNERを2週間無料で試してみる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です